以下の内容は、おかまるが杏林大学のオープンキャンパスに参加し、直接伺った内容をできるだけ文字起こししたものです。個別相談で対応いただいた在校生および教職員の方の意図を完全に汲み取っているわけではない点、ご注意ください。
Q, 杏林大学は穏やかな人が多い印象を受けていますが、どう思いますか?
同感です(笑)
私も感じています(笑)
同感です。教職員含め、なぜか穏やかな人が多い環境になっています。
そのほか、杏林大学付近の自然環境が豊かであることも理由の1つでしょう。
あとは学費が高いため、通っている生徒たちの金銭的余裕があることも関わっているかもしれません。
Q, 他大学と比べ “これが違うな!売りだな!” と言えるのはありますか?
大学病院が併設されているため、実習環境・研究・自然…あらゆるものが1つになっているのは魅力ですね。病院・研究室も、「1年次から遊びにおいで!」と言われるくらい見学しやすいところです。一方、出欠管理が厳しい点も他大学との違いかと…
関連施設が多く、地域医療教育が充実しています。また、英語教育は1年〜5年次まで徹底しており、レスター大学と連携した医学英語教育も自信のある教育の1つです。あとは、データサイエンスにも力を入れています。
Q, 正直、面接・小論文(2次試験)の出来は合否に関わってきますか?
私は影響していると感じました! 杏林大学の小論文は、1行問題で特殊な形式です。当日、論理的に構成し「できた!」と自信を持って仕上げることができプラスに働いたと感じています。
一方、面接では『なんで医師なの?』『なんでウチの大学なの?』といった動機に関する質問を形を変えて何度も問われましたね。私はこの面接が「上手くいった!」と思えず苦戦したので、対策はしておいた方が良いですよ。
対策はしてほしいです。小論文は、例年ことわざなどを抜粋して受験生に問う1行形式になっています。高度なものでなく、「誤字脱字はないか」「論理はおかしくないか」といった基本的な小論文スキルを点検しています。
面接も「なんで医師なの?」「なんでウチの大学なの?」をといった点を問うているが、“良医を育成する”という杏林大学のミッションに沿わない受験生はNGです。「勉強ができるから医師に!」といった受験生は1次で高得点であっても落としています。逆に、1次で上手くいかなかったが、2次で挽回、正規・補欠合格という人は多くいます。
そういう意味では面接・小論文は合否に関わっているので、「何が何でも医師に!」という情熱がみせてほしいです。
Q, (これはお答えできる範囲で大丈夫です…)
ネットでは「多浪・再受験生・多国籍の人を1つの部屋に集め、面接で追い込むような質問をして落としている」との噂がありますが、いかがでしょうか?
(対応いただいた医学部生・教職員の方、本当に失礼いたしました…!)
真偽はわかりませんが、1つの部屋に集めて…というのはネットで見たことがあります。
私の感覚ですが、それらは “落としたいから” というよりも “その人に確認したい特殊事情があるから” といった印象を受けています。なので、想定される質問を整理し、誠実に受け答えできれば問題ないと思います。
現に、同級生には7浪生や29歳の再受験生も在籍しています。先ほどお伝えしたとおり、私も『なんで医師なの?』『なんでウチの大学なの?』といった動機に関する質問を、形を変えて何度も問われました(笑)私は「しっかり点検している面接なんだな」と思いました。
「多浪生・再受験生を1つの部屋に集めて…」というのは私の方で分からないので、断定できません。ただ、国籍については当方で分からないようになっているはずです。面接官によっては、「なぜ◎浪もしてしまったのか?原因は?」「医学部に入った後大丈夫?」といった具合に、特殊で確認したいことがあるため問うことがあります。
私たちは、一貫して『良医を育成する』とのミッションを持っており、その素養のない人は1次の得点に関係なく落としています。
おかまるの見解
🌀「多浪生・再受験生に寛容でない」との噂がチラホラある(火のない所に煙はたたぬ)
🌀ここ数年、合格者のうち多浪生・再受験生の占める割合が減っている
🌀「多浪生・再受験生を現役生と同様に扱っています」との確答は得られていない
以上より、多浪生・再受験生は若干のハンディを負って闘いに挑んでいると身構えておくのが妥当と思われます。
とはいえ、杏林大学で面接落ちくらっている人は要注意!
✅7浪生や29歳再受験生も一定数合格を勝ち取っていること
✅1つの部屋に隔離されていたとしても、それは特殊事情を確認しているだけ(チャンスは与えられている)
✅「なんで◎浪もしたの?」「医学部の勉強ついてけるの?根拠は?」「君を入れるメリットは?」といった、通常の面接官なら普通聞く質問の回答ができていない
✅「欠席日数が異様に多い」「態度・所作・会話に問題がある」「動機・PRが不十分」といった具合に、面接落ちをくらっている人には、良医としての何かが不足している
これらの理由から、ネットで噂されているほど杏林大学が悪役といった印象を持っていません。
むしろ、医専予備校で働いていたときから…
私、杏林大学行きたいんです! 第1志望です!
と言っている受験生を多く見かけてきましたし、合格者はすべからく人格が整っている(穏やかな人が多いですね)印象を抱いていて、良い学校だなとも思っています。
かなり厳しいことを言います。
どこであれ、悪い意味で特殊な経歴を持ってしまった人(多浪生や空白期間の多い再受験生、欠席日数が異様に多い)が現役生たちと同等に扱われると期待しない方が良いです。
これは34歳の僕が再受験しようと思っても一緒だよ!(泣)
1次試験の点数が同じで、提出書類の評価も同じである場合、大学は若い人(現役生・1浪生)を取りたがります。いや、僕だって取りたいです。
ハンディを背負った人々は
✅現役生に負けない自身の魅力を発信しなくてはならない
✅厳しい質問が来たり、発信のチャンスが少ないと思わなければならない
この2点を肝に銘じておきましょう。
とはいえ、多浪生や再受験生であっても万全な面接対策をすれば大丈夫!
1つ1つ歩んでいきましょう!
説明会・個別相談会等が終わったあと、杏林大学の学食をご馳走になりました✨ 会場へ来てくれた方全員に(!)ランチを無料で提供してくれるという徹底ぶり…!