以下の内容は、おかまるが金沢医科大学のオープンキャンパスに参加し、直接伺った内容をできるだけ文字起こししたものです。個別相談で対応いただいた在校生および教職員の方の意図を完全に汲み取っているわけではない点、ご注意ください。
合格者(在校生)へインタビュー
Q, 面接・小論文が合否に関わっている感ありますか?
金沢医科は2次試験を重視していると断言できます!笑
他大学よりも集団討論・小論文でガッツリ不合格者が出ていますし、私の体験談からもそう感じます。
私は一般受験だったのですが、筆記試験は「なんで通ったんだ?」と言えるくらいの出来で、しかもまだ出来の良かった2日目でなく1日目での通過だったので、とにかく自信がありませんでした。
ただ、小論文でも200字要約は完璧にできたと思いましたし、集団討論も雰囲気がよく、周りの意見を聴きながら闊達な議論ができたと思います。
結果的に正規合格がとれたのは、2次試験のおかげだなと感じていますね!
金沢医科の「2次受験者」が「正規合格」できるのは5人中1人、7人中1人ほどです!集団討論・小論文でガッツリ落とされています!
令和6年度 一般選抜(前期)
計 | 男 | 女 | 現役 | 1浪以上 | |
志願者 | 4,291 | 2,657 | 1,634 | 789 | 3,502 |
第1次合格者 | 519 | 328 | 191 | 60 | 459 |
第2次合格者 | 96 | 56 | 40 | 20 | 76 |
入学者 | 72 | 46 | 26 | 7 | 65 |
令和6年度 一般選抜(後期)
計 | 男 | 女 | 現役 | 1浪以上 | |
志願者 | 1,282 | 752 | 530 | 274 | 1,008 |
第1次合格者 | 72 | 44 | 28 | 17 | 55 |
第2次合格者 | 10 | 4 | 6 | 2 | 8 |
入学者 | 10 | 3 | 7 | 4 | 6 |
Q, あー、じゃあ集団討論と小論文の対策やっといた方がいいかな?
集団討論・小論文の対策は絶対やっておいた方がいいです!笑
Q, 集団討論ってどんな雰囲気でした?
集団討論は先生も介入してこないですね。自由に議論する感じでした。
私の年は、「色んな患者さんがいるね〜」みたいな本文が用意されていて、「どうやって患者と接するか」を論じさせる問題でしたね。
合格者の中には1回しか発言していない人もいたので、協調性あるかどうかを点検しているんじゃないでしょうか!
教職員の方へインタビュー
Q, 過去の合格者例から、グループディスカッションが重視されている印象を受けますが、いかがでしょうか?
集団討論の参考書には、時おり「リーダーシップを発揮しなさい!」といったことが書かれていますが、ウチとしてはリーダーシップを発揮すればいいっていう訳でもありませんね。
どちらかといえば、周りを見て発言することができるか、協調性をもって議論に参加することができるかを重視して見ています。
Q, 教職員の方から見て、「受験生、思いのほかコレできてないよなぁ…」みたいなスキルってありますか?
小論文で言えば、こちらで用意しているキーワードが要約・グラフの読み取りに盛り込まれていないのが気になりますかね。文章やグラフをありのまま受け止めるというよりか、ちょっと受験生の想像が入り込んでしまっている感じです。
また、要約・グラフ問題といえど、論の流れは見ています。起承転結と言いますか、論理展開がめちゃくちゃな論文を見ると「なんだかなぁ…」という感じです。
集団討論で言えば、自身の考えを述べているか、つまり独自性はあるかは見ていますね。どこかの新聞記事からとってきたような意見はこちらも勘付きます。
また、きちんと考えてないような受験生も気になりますね。私たちは判断の速さだけを点検しているわけではないので、徒に即答している受験生は「本当に考えてるのかな?」と疑ってしまいます。
「ちゃんと考察していない受験生は落とす」「とにかく反応を早くすることばかり考えている受験生は落とす」といった旨の発言は、東京慈恵会医科大学はじめ、多くの大学の先生たちが感じていることです!注意しましょう!