【医学部面接】理想の医師像/尊敬する人/20年後の自分 ってどう答えれば良い?【合格者の例文付き】

志望動機

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【結論】理想の医師像/尊敬する人/20年後の自分

 この記事を見ることで、以下のような「理想の医師像」の作り方がわかります。

理想の医師像の例文:合格者の場合

 医師志望理由

 私が小学4年生のとき、心室中隔欠損症で入院・手術を経験しました。両親が多忙な時期であったため病院に来てくれることが少なく、さらにはじめての手術であったため、私は大きな不安を抱えていました。

 しかし、私を担当してくれた外科の先生は「よくある病気だから大丈夫だよ」といった優しい声かけをしてくれたり、時間があるときには病室を訪れ、当時興味のあった人体に関する話を分かりやすく話してくれたりと、親身になった対応をしてくださいました。そのおかげで、私は前向きに手術を受けることができ、日常生活を取り戻しました。

 この経験から私は、命・健康が当たり前のものではなく尊いものであると学び、それを支えることのできる ”医師” という職業に強い憧れを抱くようになりました。

↓この経験から…

 私は将来、高い医療技術だけでなく、観察・傾聴・共感に基づく臨床コミュニケーションスキルを駆使して、患者さんに寄り添うことのできる医師を目指します。
(≒理想の医師像であり、尊敬する人、20年後自分が目指している人物像でもある)

 

おさらい:志望動機で一番大切なこと

 志望動機で一番大切なことは、一貫性を持たせることでした。上図のように、「なぜ、医師になりたいのか」「なぜ、〇〇大学なのか」「将来、何科(研究)を志望しているのか」「理想の医師像は」との質問は、1つのエピソードで答えを一貫させるのが良いのでしたね。

 なぜ一貫性を持たせるのが良いのか、どのようにして一貫性を持たせるのか、詳しくは別記事で丁寧に記述してありますので、そちらをご参照くださいね。

 今日は「理想の医師像」の作り方にポイントを絞ってお話していきます。

 

3STEPでできる!理想の医師像の作り方!

STEP.1 お世話になった医師を1人にしぼる

 まず、お世話になった医師を1人にしぼりましょう。

 これまでお伝えしてきているとおり、志望動機はエピソードを一貫させるのが良いです。そうなると、理想の医師像を築くには、「医師志望理由」の中で登場してきた、お世話になった医師をモデルにするのがベターです。

 「医師志望理由」の中で登場した医師以外だと△です。初対面であられる面接官にとっては、手元にある提出書類と、受験生からの言葉しか情報が行きわたりません。そのため、面接官には事前に「医師志望理由」でお伝えしてある医師を想起させ、「あぁ、その医師に憧れているのね。」と理解してもらうのが手っ取り早いのです。

 また、複数の医師が登場してしまうのも△です。先述のとおり、 面接官には手元にある提出書類と、受験生からの言葉しか情報が届かないため、あれこれと情報を盛り込むのはNGだからです。

おかまる
おかまる

面接では捨てる勇気がヒジョーに大切です! あれこれと情報を詰め込むのでなく、”あれかこれか” と伝えることを絞り、シンプルに発信していくことが重要だよ!

 

STEP.2 その医師がどう対応してくれたのか洗い出す

 次に、お世話になった医師がどのようにして貢献してくれたのかを具体化しましょう。

 理想の医師は、「医師志望理由」のエピソード内で登場した医師にスポットをあてるんでしたね。だとすれば、その医師が具体的にどのようなことをしてくれたか具体化して明らかにしなければ、自身の目指している方向性は見えてきません。

 例えば、中学3年生のときに骨折をして、大切な大会に出られない期間があった…。でもそんなとき、整形外科の先生が「大切な大会に出られなくて辛かったね… ここでしっかり治して、高校からまたがんばろうね…!」と、優しく共感してくれるような声かけをしてくれたのであれば、そこに焦点をあてるべきです。

 また、親が急に倒れ、命・健康が急に害された…。でもそんなとき、救急科の先生が「大丈夫ですか?」「何か食べましたか?」といった具合に端的なコミュニケーションをとりつつ、とにかく迅速に対応をしてくれたのであれば、そこに焦点をあてるべきです。

 

STEP.3 明確な文言とする

 最後に、理想の医師像を明確な文言とする必要があります。言い換えれば、後述するキャッチコピーとでもいえましょう。この点、「文章力に自信がない…」という受験生にとっては大変かもしれません。

 例えば、先述の整形外科の先生の例であれば、将来の医師像は患者さんに対し優しく接し、共感の姿勢を忘れない医師 となるでしょう。

 また、先述の救急科の先生の例であれば、将来の医師像は適切なコミュニケーションと迅速な対応を通じ、一人でも多くの命を救える医師 となるでしょう。

おかまる
おかまる

「理想の医師像」というのは、かなーり抽象的なものであって、言語化しにくいかと思われます。これについては、上記理想の医師像の例文赤線部分を眺めたり、直接 おかまる まで相談いただけると嬉しいです(気軽に相談してください、お問い合わせフォーム・SNSからの質問おまちしてます!)。

理想の医師像の例文:おかまるの場合

 医師志望理由

 小学6年生のとき、私は重度の熱中症で倒れ、近くの総合病院へと搬送されました。意識が朦朧とし、手足がけいれんするほどの辛い経験であったため、私は死んでしまうのではないかと不安を抱えていました。しかし、そこで担当してくださった救急医の先生が、冗談交じりでコミュニケーションを取ってくれただけでなく、三日三晩懸命に看病をしてくれたため、私は生き永らえることができました。

 後日、「私が入院した当日に、その担当医は自分の息子さんを亡くしていた」という話を聴き、人手が不足していた病院に駆けつけてくれたことを知りました。その話を聞いたとき、自身の命・健康が多くの人の支えによって成り立っていることを痛感したと共に、医療従事者の「いま在る命を救おう」とする “命に向き合う覚悟の強さ” に強く惹かれました。

↓この経験から…

  この経験から私は、知識と技術はもちろん、臨床コミュニケーションスキルと強い使命感を備えた医師となり、多くの命を紡ぐことに尽力します。
(≒理想の医師像であり、尊敬する人、20年後自分が目指している人物像でもある)

 

理想の医師/尊敬する人/20年後の自分 は同じ回答!

 面接では、とにかく回答を転用することが大切です。なぜなら、面接で問われる質問項目は多岐に渡るため、1問1対応で勉強していってはキリがないからです。1つの回答が、複数の質問で使えるようなものになっているのが、面接における最小限で最大限の力を発揮するポイントになります。

 ここまで学習を進めている方であれば、「理想の医師像は?」「尊敬する人は?」「20年後の自分はどんな人になってたい?」といった質問をひとまとめにできることにお気づきでしょう。

 だって、「私は過去にお世話になった医師尊敬していて、20年後はその医師みたいになるのが理想です!」という点では一緒ですからね!とにかく受け答えはひとまとめにしてしまいましょう!

 

理想の医師像=自身のキャッチコピー(軸)!

理想の医師像は、医学部面接における最重要質問!

 上記の図は、私が面接の講義を通じて皆さんに伝えたいことのまとめになります。詳しくは別記事で記載していきますので、肩の力を抜いて聞いてってくださいな(コーヒーでも飲みます?)。

 簡単に説明すると、面接で重要なのは「志望動機」グループの質問と「コンピテンシー」グループ、この2グループの質問なんですね。志望動機では「こういった命・健康について考えさせられた経験がある。だから、将来はこんな理想の医師になりたい!」といった目標感ができ、コンピテンシーでは「私にはこんな強みがある。だから将来は理想の医師となれる!」といった貢献感が生まれるんです。

 つまり、重要な質問2グループの根幹を支えるのがこの理想の医師像なわけで、医学部面接においてはこの点が最重要質問になるわけです。

check!

理想の医師像は、医学部面接の最重要質問!(再頻出ではない)

 だからこそ、理想の医師像は自身の経営理念とでもいうべきでしょうか?キャッチコピーとでもいうべきでしょうか?とにかく、一言一句を大切にした、自身の軸となるべきものといえるでしょう。

 そうですよね、「在野の精神」by 早稲田大学…  「独立自尊」by 慶應義塾大学…  「止まったら死んじゃう」by おかまる(?!) のように、経営理念や建学の精神といった根幹は、ブレないものですからね。

 

理想の医師像 ”だけ” は、丸暗記しよう!

 面接においてやってはいけないのは、原稿化した文章を丸暗記することです。なぜなら、回答が機械的なものとなり、コミュニケーション力が一切伝わらないからです。そんなことをすれば…

面接官
面接官

あぁ… 予備校とかで練習してきたのかな…? へぇ…よかったね…。

 なーんて! 面接官を興ざめさせてしまいかねませんものね! だから、回答の丸暗記なんていう愚行は、ぜ~ったいにしないでくださいね!

 それでも、「理想の医師像は?/尊敬する人は?/20年後の自分は?」といった質問だけは、丸暗記していきましょう!面接官がどうであれ、私たちにとっては一番大切な質問項目であり、自身のブレない軸の根幹なのですから、バシッと答えられるようにしておきたいものです。

 なお、「医師志望理由」や「大学志望理由」といった「志望動機」、「自己PR」や「リーダー経験」といった「コンピテンシー」については、文章の流れキーワード(大切なところ、伝えにくいところ)を覚えておく程度でOKです。

 そして、他の質問項目については、「あぁ、こう答えるんだったなー」と理解暗記しておく程度で〇です。理解暗記なんて堅苦しいこと言いましたが、つまり「なんとなーく」で良いということです。

 このとおり、面接で重要な質問項目は偏っており、きちんと整理すれば覚えることもヒジョーに少ないものです。1つ1つ丁寧に整理して、気持ちを楽に面接を受けていきましょう。

 では、今日はここまで! お疲れさまでした!

おかまる

おかまる受験コンサルティング株式会社 代表|33歳|医学部受験予備校 面接・小論文講師|茨城県出身|小論文検定1級|1級FP技能士|偏差値38→72(慶應・筑波合格)▶慶應義塾大学SFC▶最大手生命保険会社▶予備校で3年連続関東圏No.1評価|大学で研究した 脳科学に基づく“わかりやすい話し方、文書・資料の作り方”を売りにし、講師歴や実績を10年以上重ねる。講義のモットーは「楽しく、わかりやすく!」。趣味は3歳の娘とプリキュアごっこすること。

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