以下の内容は、おかまるが北里大学オープンキャンパスに参加し、直接伺った内容をできるだけ文字起こししたものです。個別相談等で対応いただいた在校生および教職員の方の意図を完全に汲み取っているわけではない点、ご注意ください。


“きたざと大学”じゃなくて“きたさと大学”だよ!
北里柴三郎先生の読みは「きたざと」であっています。これは出身地の地名やご本人の姓の読みとして使われています。
しかし、法人名や教育機関名としての北里大学は、「きたさと」です。これはドイツ語表記の “Kitasato” から英語圏読みの「キタサト」が広く定着し、大学名として採用されたそうですね。

間違えると心象最悪ですよ!笑 覚えておこう!
在校生との個別相談会(Q&A)
2次試験で課せられる面接・小論文について、合格者(在校生)から情報をいただきました!
Q,面接・小論文対策はしましたか?

対策はしてないですね。ほかの大学は分からないですが、ネガティブチェックの要素が強いので、テンプレート的な回答をしておけば十分ですよ。

それは面接も小論文も?

はい、どちらもそうです。終末期医療とか尊厳死とか、AI医療など一般的な医療知識を収集しておけば問題ないでしょう。
Q,面接の雰囲気はどうだった?

けっこうラフな感じでした(笑)。事前に提出した書類に基づいて、医学部志望理由や北里大学志望理由、学生時代がんばったことについて聞かれましたね。

まんま出願書類どおりだね!笑

はい(笑)。あとは、僕の受験した年がまさに北里柴三郎先生が1,000円札になるという時期だったので、北里柴三郎って何した人か知ってる?とか、5,000円札・10,000円札は誰だっけ?みたいな質問もありました。

うわぁお!それは出題されそうだね!笑
Q,ぶっちゃけ面接・小論文対策は重要?

いえ、重要じゃないです。英語・数学・理科といった学科の試験さえガッツリ取れれば問題なく合格できます。生物受験の生徒については、北里大学の生物は難し目の傾向にあるので、英語・数学・化学でしっかり点をとることがカギになります。

なるほど。浪人生・再受験生の比率も高いし、女性の比率も高いから差別なんてもってのほかだね。

そうですね。同級生で30代の方も多くいますし、女性比率も5:5かそれ以上なので、その点は心配しなくてOKです。

へぇーなるほど!周りの合格者の話を聞いて、「1次で点数取れなかったけど2次で逆転できた!」みたいな事例はあまり聞かないかな?

聞かないですね。
おかまるの感じた疑問
と、ここまで在校生のお話を聞いてきましたが、少しだけ本当かな?と感じる部分もありました。というのも、
防衛医科や慈恵、日本医科、国際医療福祉に正規合格したけども北里“だけ”2次で不合格になった受験生
学力的に余裕がなく、1次の手応えもイマイチだったが、2次の手応えがよくそのまま正規合格できた受験生
これらの事例を知っているからこそ、面接・小論文も重要ではないか?と僕は捉えています。
では、教職員の方はどのように捉えているのでしょう?こちらもうかがってきました。
教職員による入試説明
Q,面接・小論文に重きを置いてますか?

はい、私たちは面接・小論文に重きを置いています。学長も明言されていますが、北里大学のアドミッションポリシーにもある「知的探究心」「人間性」「自己研鑽を積む意欲」「論理的に思考・判断し、表現する能力」というのは、面接・小論文でしか測ることができず、重要な科目と捉えています。
入学者選抜方針
【学校推薦型選抜試験(指定校)】
医学・医療分野に対する深い関心と、自己研鑽を積む意欲を有し、品行方正、情操豊かで、かつ学業成績が優良な学生の入学を希望します。【学校推薦型選抜試験(地域枠指定校)】
出願する地域枠の趣旨を十分理解し、その趣旨に基づく地域医療に貢献することができる学生で、医学・医療分野に対する深い関心と、自己研鑽を積む意欲を有し、品行方正、情操豊かで、かつ学業成績が優良な学生の入学を希望します。【一般選抜試験・大学入学共通テスト利用選抜試験】
英語・数学・理科の学力に加えて、人間性豊かで論理的思考能力、記述力、表現力、考察力、理解力などが優れた学生の入学を希望します。【地域枠一般選抜試験】
出願する地域枠の趣旨を十分理解し、その趣旨に基づく地域医療に貢献することができる学生で、英語・数学・理科の 学力に加えて、人間性豊かで論理的思考能力、記述力、表現力、考察力、理解力などが優れた学生の入学を希望します。【学士入学者選抜試験】
英語・数学・理科の学力に加えて、医学以外の専門分野を修めた幅広い視野を持つ学生の入学を希望します。北里大学 受験生サイト(医学部)
求める学生像
(1)医学の習得に必要な数学・理科・英語の基礎学力に加え、論理的に思考・判断し、表現する能力を持つ学生
(2)知的探究心を持ち、自己学習と自己研鑽に努めることができる学生
(3)医学並びに医療行為を通じて社会的、国際的に貢献したいと考える学生
(4)患者・家族の立場に立って物事を考え、行動できる学生
(5)医師であることはもとより、一人の人間として相手に共感できる思いやりを持つ学生
(6)社会常識や良識に基づいたコミュニケーション能力を持ち、良好な人間関係を構築できる学生北里大学 受験生サイト(医学部)
Q,2次で1次の成績を逆転することは?

毎年多くの受験生が2次試験の面接・小論文で逆転しています。2次試験の面接・小論文を点数化し、1次試験の点数に加算、1次・2次の合計点数で正規合格や補欠を選定します。

(ほぅ…!じゃあ、1次試験で暴力的な点数をとった人は2次試験でなかなかひっくり返らないのでしょうか。)

最終合格を果たした人の1次試験の点数を見てみると、
最高得点:8割強
最低得点:5割ちょい…
といった感じで大きく差が開いています。

(なるほど!個別相談で話した子が「学科ができれば大丈夫!」と言ってたのはこれか!たしかに暴力的に点数が取れれば面接・小論文が×でも通るけど、合否ラインにいる生徒たちは面接・小論文で合否を分けるかもしれないのね!)
教職員およびおかまるの見解:面接・小論文対策はきちんとやろう!小論文は90分で要約と自分の意見をみっちり書かせるタイプ、面接は出願書類もしっかり目で個人面接が課せられる。対策したか否かで差がつきます!

偏見かもしれませんが、他大学のオープンキャパスへ行ったときよりもコミュニケーション力があり、人間性豊かな生徒が多いように感じました。
Q,2026年入試の変更点は?
変更点①:定員の増減について

定員は
学校推薦型:35名→38名
一般受験:75名→65名
へと変更されます。
関係者曰く、学校推薦型を増枠した背景は学校推薦型で合格した生徒の方が入学後の成績が良いことにあるそうです。
また、昨年度は一般受験申込みがおよそ1,800人だったにもかかわらず、他大学との受験日程が重なり1,500人ほどしか受験しませんでした。その分、北里大学への志望度が高い受験者が集まったため、正規合格・補欠の繰り上げ(蹴った人)があまり回らなかったんですよね。
その結果、予測が見通しづらく、定員を9名ほどオーバーしてしまったそうなんです。

本来、医学部の定員は厳密に管理されるべきもの。今年は引き締めてまいります。
といったことをおっしゃってました。…ちょっと怖いですね。邪推してしまいそうです。
変更点②:初の共通テスト利用導入

また、初の試みで共通テスト利用(後期)も導入してまいります。
定員は5名と狭き門ですが、共通テスト利用(後期)も導入されるそうです。
1次試験が共通テストになるだけで、入試科目や配点、2次試験の面接・小論文の傾向は変わりません。ぜひ、挑戦してみてください!
Q,女性比率は?
関係者曰く、例年学校推薦型は女性の合格者が多く、一般受験は男性の合格者が多い傾向だそうです。総入学者でみると、女性も多く在籍しているものの、男性の方がやや多いみたいですね。
ですが…

昨年度は、とうとう女性の割合が男性の割合を超えました!
なんと昨年の入学者は「女性の方が多い」という結果になったそうです(!)。
北里大学の先生は以下のように分析しています。

昨年から医学部棟が建て直されてかなりおしゃれになったんですよね。その影響で「受験したい!」と考えてくれた女性受験生が多かったのではないでしょうか。
\どう見ても綺麗です。本当にありがとうございました。/

以上、僕がオープンキャンパスに参加した感想でした!
上でも述べたとおり、医学部受験において面接・小論文対策は不可欠です。
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