【聖マリアンナ医科大学】面接・小論文の傾向と対策+志望理由例+過去問の模範解答集【対策はこれだけ!】

小論文

要約・意見陳述 バランス良い出題

聖マリアンナ医科大学

60分/①20字 ②100字 ③400字

タイトル付け、要約問題、

意見を述べる問題が出題

5

総合難易度

6

時間・文章量

3

問われる知識

5

読解の難易度

面接

傾向と対策
大学の特徴
合格者の志望理由例

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小論文

傾向と対策
過去問の模範解答集
2017年度(リスクマネジメント)
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問1

医療者に求める最良のリスクマネジメント(19字)

問2

記録の保全、患者や家族・医療機関内での情報公開を通じ、品質保証・危機管理を徹底する。そのうえで、医療者にありがちな傲慢さを捨て、公明正大にふるまい、隠し事をしないことで、患者を弱者の立場におかないこと。(100字)

★以下に相当する趣旨の記述があるかチェック
①記録の保全、患者や家族・医療機関内での情報公開を通じ
②品質保証・危機管理を徹底した上で
③医療者にありがちな傲慢さを捨て、公明正大にふるまい、隠し事をしない

問3

 医師に求められる倫理は、信義誠実な態度で患者と接することだと私は考える。医師はセンシティブ事項を生業とすることから、虚偽診断書作成の禁止や、患者データ等の徹底管理など、多くの制約が課せられている。そのため、虚偽の申告はしない、ミスを真摯に受け止める、患者が求めれば情報を公開する、といった信義誠実な態度は、医師であれば誰もが必要なものとなるであろう。

 しかし、柔軟性を欠いて「バカ正直」に医療行為を行わないよう注意を払わなければならない。余命を宣告されたくないと考える患者に対し、「余命は〇ヶ月です」と率直に伝えたり、(健康のために必要な)手術を嫌がる患者に対し、「本人が嫌がってるので手術はしません」と引き下がってしまったり、これらの行為は医師として理想の態度とは言い難いのではないだろうか。不変性のある倫理、その場その場で対応を変える倫理を考慮し、医師は医療行為に臨むことが肝要であろう。

(400字)

 

2017年度(芸術教育とホスピス)
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問1

芸術教育としてのホスピス-創造活動の原点(19字)

問2

人生という作品を仕上げるため、限りある命を愛おしみ、一刻もおろそかにしないという濃密で創造的な面から、創造活動の原点ともいえる死への畏怖と共鳴の回路を詰まらせないことを感じてほしいと考えている。(97字)

★以下に相当する趣旨の記述があるかチェック
①人生という作品を仕上げる(ため)
②限りある命を愛おしみ、一刻もおろそかにしない(という面から)
③創造活動の原点ともいえる
④死への畏怖と共鳴の回路を詰まらせない(ことを感じてほしい)

問3

 本文にも述べられているとおり、医師に求められる倫理は、患者に対し独善的にならず、パターナリズム的な姿勢を排した態度であると考える。患者本人が病について理解しないまま、あるいは自身がどう治療を進めたいかを無視したまま、医師が独善的に診療を進めてしまっては、治療はおろか患者へ苦痛を与えてしまうことになりかねない。そのため、患者への丁寧な説明・傾聴の姿勢等を通じ、納得のいく治療を進める必要があるのだ。

 とはいえ、なんでもかんでも患者の求めるとおり治療を進めるべき、というわけではない。医療の現場では、安楽死やデザイナーベイビーなど、実行するべきか否か微妙で繊細な医療行為も存在する。これらの生命倫理的な議論を抜きにし、「患者が望むから…」と安易に医療行為を実行するのも問題であろう。患者の救命と健康を維持するためという目的の下、生命の尊厳あふれる医療を適切に行えることが、医師の倫理には求められている。

(400字)

 

2016年度(医療現場における生命倫理)
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問1

患者中心の生命倫理~脱パターナリズム~(19字)

問2

「ヒポクラテスの誓い」を文言通り受け止めるのではなく、患者へのわかりやすい説明や意見の傾聴等を通し、納得のいく診療を心がけ、独善的・パターナリズム的な姿勢を排した態度で患者に接するべきだということ(98字)

★以下に相当する趣旨の記述があるかチェック
①「ヒポクラテスの誓い」を文言通り受け止めてはいけない
②患者へのわかりやすい説明・傾聴等を通し、納得のいく診療をする
③独善的・パターナリズム的な態度ではいけない

問3

 本文にも述べられているとおり、医師に求められる倫理は、患者に対し独善的にならず、パターナリズム的な姿勢を排した態度であると考える。患者本人が病について理解しないまま、あるいは自身がどう治療を進めたいかを無視したまま、医師が独善的に診療を進めてしまっては、治療はおろか患者へ苦痛を与えてしまうことになりかねない。そのため、患者への丁寧な説明・傾聴の姿勢等を通じ、納得のいく治療を進める必要があるのだ。

 とはいえ、なんでもかんでも患者の求めるとおり治療を進めるべき、というわけではない。医療の現場では、安楽死やデザイナーベイビーなど、実行するべきか否か微妙で繊細な医療行為も存在する。これらの生命倫理的な議論を抜きにし、「患者が望むから…」と安易に医療行為を実行するのも問題であろう。患者の救命と健康を維持するためという目的の下、生命の尊厳あふれる医療を適切に行えることが、医師の倫理には求められている。

(400字)

 

おかまる

おかまる受験コンサルティング株式会社 代表|33歳|医学部受験予備校 面接・小論文講師|茨城県出身|小論文検定1級|1級FP技能士|偏差値38→72(慶應・筑波合格)▶慶應義塾大学SFC▶最大手生命保険会社▶予備校で3年連続関東圏No.1評価|大学で研究した 脳科学に基づく“わかりやすい話し方、文書・資料の作り方”を売りにし、講師歴や実績を10年以上重ねる。講義のモットーは「楽しく、わかりやすく!」。趣味は3歳の娘とプリキュアごっこすること。

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