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過去問の模範解答集
2020年度(主将、副主将の選定)
“【模範解答】日本医科大学 2020年度【主将、副主将の選定】” をダウンロード
8f2b6cfb6df7cf13a3048cda309decc3.pdf – 261 回のダウンロード – 434.67 KBまず、主将にはB君を任命したい。チームは「大会での優勝」を目標としているが、成果を出すためには“全員の”力を最大限引き出さねばならない。かつて、巨人の名将、原監督は「人生とは他動的で、組織内は支えあってできている」と述べ、チーム内でお互いを指摘しあえる環境の大切さを説いていた。このように、主将には組織内でアドバイスをしあえる環境を整える役割があり、そのためには、主将本人が誰からも信頼される人望を持っていることが求められる。この点、B君はレギュラーではないものの、チーム一の人望があり、主将を任せるに値すると思料した。
そして、副主将にはA君を任命したい。上記で述べた主将像だけでは、技能面が考慮されていないため、試合中などのテクニカルな面で指揮をとることができなくなってしまう。そこで、副主将が技能的な側面から指揮をとり、いわゆる“参謀役”として主将へ助言しアドバイスするのが妥当だろう。この点、A君は周囲とのコミュニケーションは苦手としているものの、技能的にはレギュラーで中心選手となっているため、副主将を任命するにあたり最も適当であるといえる。
なお、この運動部では異なった性別・国籍のメンバーが在籍しているため、他の部活動・チームと比して「互いを尊重し協働する姿勢」が求められる。そのため、B君を中心に良好な人間関係を築き、互いの能力を噛み合わせていくことが肝要であろう。
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2019年度(才能とは何か)
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32bc3ef86c09bdc2a1b694032e09d52f.pdf – 278 回のダウンロード – 447.69 KB一般的に、「才能」という言葉は「成功」という言葉と結びつきやすい。年収10 00万円を達成する、本を出版する、といった具合に、それぞれの人が抱える成功の形はまばらなものであるが、達成させる人の少なさから「やっぱり才能がないとダメだね…」と囁かれることが多いのだろう。では、才能とはどういった意味を持っているのだろうか。
スマイルズが著した『自助論』は“世界一やる気が出る本”として有名で、この本には世界の偉人たちがどのように才能を発揮し、成功をおさめてきたかが記されている。例えば、革命家であるナポレオンは毎日4時間しか睡眠をとらず、捻出した時間で策を練り数々の偉業を成し遂げた。また、音楽家のベートーヴェンは、弟子が演奏会前に神頼みしている姿を見て、「神に頼るとは何事か。自らの手で切り開け」と指摘し、日ごろの努力の大切さを説いた。さらに、万有引力を発見した科学者ニュートンも、これまでの成功の理由を問われた際、「いつもその問題について考え続けていたからだ」と答え、目標のために膨大な時間を割く大切さを示唆している。
以上より、才能とは自己を律して努力を継続する力のことだと私は考える。私見であるが、上記の才能は決して特別な人のみに与えられるものではなく、誰もがその才能の種を持っているのではないだろうか。自分を信じ、一意専心で取り組む覚悟さえ決めれば、その瞬間から才能は開花したと言えるだろう。
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